今週の担当   bigdream

中学生語彙小説

 ある日、強豪校との合同練習試合の日、前とは全然違うということを実感した。4回の表まだ緊張し体がまともに動かず、失点をゆるしてしまった。                                  

しかし、キャプテンのツーベースヒットにより、一気に緊張が緩んだ。この回1点返し2点差に迫ると、僕らの快進撃が始まった。ゴロやストライクなどで三振を連発、相手も負けじとバッターを揺さぶった。そして、7回の裏センター前ヒットにより、2点をとり、そのまま延長戦へと入った。両チームともに一歩も譲らなかった。

 12回の表だった。ランナー1、3塁、相手のキャプテンの一撃だった。カキーンという音とともに、会心の一撃が青空に吸い込まれていった。僕は愕然とした。ホームラン。相手に3点返されてしまった。そして、なんとか追加点を抑えた。ここで僕らのターンだ。しかし、連続三振でもうあとがなかった。しかもチームで1番と言っていいほどバッターが苦手な奴だった。気が気ではなかった。案の定三振合同練習試合は終わった、、、。

 悔しかった。あと少しだった。次は勝ってやる。みんなの想いは一段と深まった。

使った語句 会心 愕然 気が気ではない 案の定