大好きなバレーボール

中学生語彙小説


小6の頃、競泳をやっていた私は、バレーのアニメを見てバレーボールを始めた。初めはレシーブもトスも変な所に飛んでいくし、始めた当初は「バレー続けられるんかな」と思っていた。バレーは2週間に1回、やる気が出ない時は1ヶ月に1回のペースになっていた。その時は正直、競泳の方がよっぽど楽しかった。

しかし、そんな三日坊主な私が、変われた出来事があった。

中学生になり、バレー部に入部したことだ。部活は週に4回(土曜にある時は5回)本格的にバレーを始め、部活のおかげでバレーがとても楽しくなった。さらに、大きな目標もできた。私と同じバレー未経験の三年生の先輩がいるが、その先輩は未経験ながら一年生から努力を積み重ね、三年生でレギュラーに選ばれたのだ。私はその先輩のようになりたい、それが目標だ。

バレー部の中で左利きなのは私だけで、みんなとは違うからややこしい所もあるけど、自分だけの力があるのはとても嬉しかった。部活のゲーム(試合)でエースの鋭いスパイクも止めたこともあったし、サービスエースを何回もとったこともあった。できることが増えていくにつれて自信がついて楽にできるようになった。

秋季大会まであと三日。私は今までの努力をこの大会で思う存分発揮する。

それは、もう今は引退したあの先輩のように…